1RM法を使用してトレーニングプランを組み立てる場合の知識をここで再度確認しておこう。
筋力トレーニングの基本は負荷の設定がポイント。
扱うウエイトの量によって達成されるパフォーマンスが異なる点は最低限のポイントと理解した上で、1RMについてチェックしていこう。
まず1RMの測定方法には
◆直接法
◆間接法
の2つの測定方法があり、各々メリットとデメリットが存在する。
しかし基本的には間接法を利用することが安全性の観点からも推薦できる。
推奨する要因は前項で解説した通りだ。
特にこれからスポーツに関する勉強を重ねていこうと考えているアスリートは間接法による計算方法は覚えておいて損はない。
もし間接法を用いて測定する場合は、自分が反復できた重量と回数を確認し公式にあてはめるだけでOKだ。
※公式:測定に用いた重量÷%RM
この公式にあてはめて1RMをはじき出す。
では、ここで先ほどの1RM測定の計算表をもう一度見て欲しい。
わかりづらいかもしれないのでもう一歩踏み込んで事例を実際に見ながら計算していこう。
【1RMの測定事例集:端数は四捨五入】
ここまで来るとあなたも1RMを自分自身で計算できるようになってきたはずだ。
慣れてくると親友や友人の1RM数値も簡単に算出できるようになる。
※あとは目的に応じて反復回数を設定し重量を決めていく!
以上が簡潔ではあるが1RMを用いたトレーニングプランを構築する際の流れの基本となる。
最後に目的別のRM値の設定の目安を掲載しておくので参考としてほしい。
目的別のRM値の設定の目安一覧表 | |
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目的 | RMの目安 |
筋肥大 | 6RM~10RM |
筋力アップ | 4RM~6RM |
全般的な筋力アップ | 10RM~15RM |
瞬発力アップ | 20RM~ |