成長期の子供が積極的に摂取していきたい栄養成分のひとつに「アルギニン」や「オルニチン」と呼ばれる成分がある。
このアルギニンとオルニチンはともに「アミノ酸」の仲間。
アミノ酸分子は500種類近くの成分に分類されている。
その500種類の中でも「成長ホルモン」の分泌を促す働きをもつ成分として、この2つのアミノ酸は注目を集めている。
※アルギニン・オルニチンは成長ホルモンの分泌を促す効果がある
アルギニンは特に魚介類に多く含まれていることで有名なアミノ酸。
しじみなどの貝類には多くのアルギニンが含有されており成長を促す成分があることは既に解明されている。
※アルギニンは魚介類に多い
魚系食材はアルギニン含有率が比較的高い食材が多いので成長期の食事用のレシピの中には魚を中心としたメニューも比較的多い傾向にある。
これは成長ホルモンの分泌を促すアルギニンの効能を期待しての部分もあるだろう。
この他、豆類や玄米にもアルギニンがそこそこ含まれている。
また、アルギニンはスポーツアスリートが是非知っておきたい成分のひとつでもある「クレアチン」の原料でもある。
クレアチンは無酸素運動を行う際に主要のエネルギー源となる成分だが、体内で合成される際にアルギニンを原料として使用する。
※アルギニンはクレアチン合成の原料
このような効能を考慮すると成長期にあるスポーツアスリートにとって、アルギニンは非常に重要な成分であることが見えてくる。
BCAA分岐鎖アミノ酸やアルギニン・グルタミン等の主要成分を配合したアミノバイタルがここまでのヒット商品となった理由もスポーツアスリートに必要な成分を上手く配合した点にあると言えるのではないだろうか?