成長期になると、急激に身長が伸び始めるが、この身長が伸びるメカニズムをご存知だろうか?
身長が伸びるということは、現実的に「骨」が伸びることを意味する。
当たり前過ぎる事ではあるが、家などで考えるならば、建築構造上の柱や梁に該当する人体の構造部分を形成している骨組織が成長する事で身長は伸びていく。
※身長が伸びるとは=骨が成長すること
この骨がどのように伸びていくのかを知ると鍵が見えてくるようになる。
例えば人体で最も大きな骨組織であると言われる「大腿骨」を例にとって見てみよう。
大腿骨とは太ももにある骨のこと。
この太ももにある骨は骨の中間部分から伸びるようなことはない。
必ず骨の先端部分から成長していく。
これは骨の末端部分には「骨端線」とよばれる線があり、骨はその骨端線に沿って成長することが理由のひとつ。
成長する際の骨の元となるのが骨端軟骨と呼ばれる軟骨組織だ。
※骨端軟骨=骨が成長する元となる部分(成長軟骨とも呼ばれる)
骨端軟骨部分は骨を構築する骨芽細胞と呼ばれる細胞が豊富にあり骨の成長を促している。
しかし、この軟骨組織は強い負荷を受けると磨り減ったり、ずれてしまったり、つぶれてしまうことがある。
これが成長期のトレーニングの最大のポイントとしてあげられる。